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いやもうなでしこジャパンおめでとう!!てか本当にありがとう!!
なんだかうるっとさせられるのは、きっと「サッカーが好き!それだけ!」って気持ちが画面越しに伝わってくるからだと思います。
それに諦めない強さを教えてもらいました。
「自分を信じる」ってなかなかできそうで、できるものではないですよね。
過去に己がどれほど自分を裏切ってきたかなんてことよりも、自分を信じてくれる仲間を信じる。その仲間が信じてくれる己を信じる。
気恥ずかしい言葉ですが、皆が湯水のように掛けている言葉を、私も送りたくなりました。


さてさて。
「もしもピダムがもう少しS寄りであったら…?」
と考えました結果、こうなってしまいました。

足りないS成分を補うべく、「花郎ピダムと郎従トンマン」設定にて妄想してみました。
ちょこっと「愛撫」「褥」なんて文字がぬるく顔を出しておりますが、それでも宜しければ続きからどうぞー。
どSになりきれてないピダムがお待ちしておりますv


「…な、…そ…んな、…こと」

 言えるはずないではないか。
 自分の要求は至極当然のものだと、トンマンは妙な提案を持ちかけたピダムを止めるべく、再び繰り返した。

「で、ですから、俺は明日も…っん! …訓練があるんですっ! ですから…っ」
「それはもう聞いた。私を従わせたいならば、よく考えるんだな」

 ま、私はこのままでも構わんが、と腰から下肢へ目的を変える長い指に、トンマンは本気で焦った。

(あともう一回なんて冗談じゃない!)

 罵声でも砂袋でも何でも甘んじて受け入れるが、あの眼差しを向けられるのだけは我慢ならなかった。
 嫌いな奴は嫌いなままでなければ困るのだ。不安げに体調を気遣うユシンなど、哀れみを含んだ物言いなど、もう聞きたくも見たくもない。
 
「…やっ、だめ…で、…ってば!」

 己の意思を悉く無視する、この図々しい男の策に乗ることは癪で堪らない。
 だが、あんな情けない想いを味わうくらいなら---

(打てる手は何だってやってやる…!!)
 
「ピダム郎! 言います、…言いますから…っ!」

 彼女を散々悩ませる男は、埋めた首筋からちらりとトンマンを仰ぎ見た。
 目が合うと彼は鼻で哂い、小馬鹿にするようにニヤリと歯を見せる。

 ぐっ、と詰まったトンマンであったが、そのどこか冷めたピダムの眼差しにも、彼女は確りと焦点を合わせた。

「ピダム郎、お願いです。……私にもっと、触れて下さい」

 心にも無い、否、まったく少しもこれっぽっちもと詰められれば口篭ってしまうが、それでも生来口になどするはずもないであろうその言葉は、トンマンにとって己の耳でさえ滑稽に響いた。

「…そんなに、」

 そんな彼女を尻目に、ピダムはふっと視線をずらし、顔を縁取る黒髪を鬱陶しげにかき上げた。
 はらり、と落ちた黒の一筋が、彼の眼差しを隠す。その男の眦は、どこか憂いを帯びたものであった。
 
 意図どおりに愛撫の手が止まった嬉しさより、トンマンは何故か呵責めいた罪悪感に小さく胸を突かれてしまう。
 知らず、鼓動が一つ跳ねた。

「お前はそんなに、私に触れられるのが、……嫌なのか」
「そ、そんなことは…っ! いやあのっ、そんなことないってことでははなくて…っ、あぁもう! そうではないんです! ピダム郎、俺は明日の訓練で遅れを取りたくないだけなんです! ただでさえ体力がないって、散々ユシン郎たちにも馬鹿にされて、」
「愛しく想っているのは、どうやら私だけだったようだ。……悪かったな、トンマン」
「ち、違いますってば! 俺だって…!!」
「……、うん」

 また一つ、トンマンの胸が高鳴った。今度は頭に血が昇ってゆくようで、思考が四散してゆくようだった。
 己を映さない男の双眸が戻ってきただけなのに、どうしてこんなに、
(---嬉しい、だなんて……)

「……俺、は」

 ピダムが穏やかに微笑んでいる。
 彼の所作一つで、これほどまでに動揺を覚える自分に内心首を傾げつつも、トンマンはそのうって変わった優しい眼差しが妙に気恥ずかしくなり、思わず俯いてしまう。

「…あの、俺みたいな女が、か、身体を委ねているのです。こんなこと、ピダム郎以外にするはずないじゃないですか…っ!」
「……私に弱みを握られてるから、お前は仕方なく従ってるだけなんだろ?」
「違います! 俺にはちゃんと意思があるんです。屈辱と感じたならば、どんな相手でも俺は断固として戦います!!」
「……ほぅ、それは良い心掛けだな」

 トンマンが意気揚々とばかりに掲げた拳は、次の瞬間には自分自身でも滑稽に映った。
 慈愛の微笑を湛えた男はトンマンが注視した途端、獲物を追い詰める獰猛な狩人に変貌してしまった。

「…あ、あ! あぁっ! ピダム郎!! だ、騙したんですね!?」
「私は別に、嘘は吐いていない。お前のことは特別に目を掛けて、常日頃から可愛がってやってるだろう?」
「たっ、単に面白がってるだけじゃないですか!? …って、どこ触ってるんです!?」
「有言実行が私の信条だからな。……私を嫌いではないのだろう、トンマン?」
「…そっ、…ぁん!」
「私の褥で他の男の名を呼んだ礼もせねばならぬしな。たっぷりと可愛がってやるから、安堵して私に身を委ねていろ」

 一言だけでも噛み付くべくしてトンマンが開いた唇は、無遠慮に侵入された熱い舌先に、あっけなく封じられた。
 急速に遠のくトンマンの理性と現実が戻ってくるよりも先に、彼女の両腕は定位置であるピダムの背と首筋に絡まってゆく。

 ピダムは更に距離を詰めるべく小さな頭を抱え、密かに笑みを浮かべた。
 そんな男の情意など、双眸を閉じ溺れまいと身を捩る女には、未だ知る由もないことであった。
 

愛しているのは、お前の方  end.
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