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いやぁぁぁ(><)もう今月めっさ早い!もう月末て!

前回の記事を読んでくださってありがとうございますーv
お礼が遅くなってまして、本当にごめんなさいです!(最近こればっかでホントすみません)
わぁぁん!嬉しいコメントありがとうございます(゚´ω`゚)

せ、せめてものお礼になれば(な、なるのか?)と昔書いたトンピを引っ張りだしてきました。
公子ピダム、村娘トンマンです。
後編はまた後日にv
悲恋にするか、ラブラブにするかまだ迷ってます(笑)



聡い子供だと、誰しもが口を揃えて言いました。
それは彼の生い立ちが起点となっていましたので、血は争えないと口上が次ぐのは当然のこと。

ですから彼はのどが乾いたら水を飲むように、言葉の裏に隠した心を読むようになったのです。
近づいてくる者は与える振りをして、必ず奪おうとする物があるのです。いつしか、甘い声も気持ちの悪い音でしかなくなってゆきました。

「あたしはお前って名前じゃない。トンマンっていうの!」

ウザい奴と関わってしまったと思いました。
子供がスリだと疑われていたから取った奴はとっくに逃げたと、彼は間抜けな店主に教えてやっただけなのです。
それだけなのに、「礼がしたい」とこの子供は目の前をちょろちょろと付きまとうのです。
無視するのにも疲れました。

「礼ならもう受け取ったから」
「それだけじゃ、あたしの気が済まないんだってば」

借りがある方が強気なのは気の所為でしょうか。

「こっち来て!」

どうやら案内する気満々のようです。
彼も気づいていませんがこの子供を本当に拒否したいのならば、踵を返せばいいだけの話なのです。腰に挿した刀がなくとも彼はその腕一つで簡単に実力行使ができるのですから。

「……俺はな、欲しい物があるんだ」

小石が跳ねるように前を行く、小さな身体が立ち止まりました。

「なぁにー?」
「花だ。雪を割って咲く、赤い、な」

とうに散ってしまった花を見たいと言ったのは、彼の母君でした。
それはふと漏らした、声にならない声でした。けれど、どうしても叶えてあげたいと思わせる横顔を、母はしていたのです。

「今のは忘れろ」
「あっ、あのね!」

詮無きことをと舌打ちすれば、八の字の眉に見上げられていました。

「それは…ちょっと無理なんだけど、今のあたしができることならあるよ」

その真っ直ぐな眼差しに、彼はどうしてそんなに必死なのだと思いました。

『このガキ、うちの商品盗みやがったなぁ!?』
『違う! そんなことしてない』
『なんだその目は。身寄りのないガキだからって、俺は容赦しねぇからな!』
『本当だもん! あたし、そんなことしてない。どうして信じてくれないの』

「お前に、できることがあるのか?」
「うん!」

そうして振り返った顔に、彼は大人しく付いて行きました。




***

短くてすみません!
どこに連れてくんでしょうねーw
ちなみに、この二人は一つ違いです。
ピダムも十分お子様です(笑)


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