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2013.07.01 光ヲ纏ウ朝露
前回の記事を読んでくださった方、ありがとうございましたv
先日急遽下げましたのはあの素敵で綺麗な写真を二次的に使わせて頂くのはいかがなものかしら……って、心配になってきましてですねー……。本当に今更なんですが……(ノω=`)

コメントをくださったmikaオンニさま、もう一度見たいと仰ってくださったほっち様、拍手を押してくださったありがたい方々、お借りした写真を下げてしまって大変申し訳ございません。
そして、とってもありがとうございましたvv
新たにまた綺麗で素敵なフリー画像を見つけることができまして、未熟な添えモノですが、そちらも再UPさせて貰おうかなと思っています(^m^;)

futta2907m5.jpg

ではお時間ございましたら、清遊先で涼んででってくださいませv
(オマケの部分ちょこっと加筆修正致しましたv)


「ピダム、この花はこの辺りでしか咲かないの?」

初めて見た、名を知っているかと、眩しい光りを受け指差す先の白より白く輝く頬が振り返った。

futta1585m7.jpg

清遊へとトンマンを連れ出したのはピダムだった。
これより一切の世話はこちらでと張り切る義母--だけならばまだ丸め込む自信はあったのだが--と、チョンミョンに、この愛しい女を取り上げられてしまったのだ。

「えぇ勿論、子を宿した妹の躯を私たち以上におわかりでしたら、ピダム公にお任せする所存ですが?」

福福としたチュンチュを抱く彼女にそう水を向けられてしまえば、ピダムとて口を閉ざすしかない。
それでも臨月の躯を案じひと目だけでもと宮に向かえば、やれ転寝中だ、やれ散策中だと、三度に二度は追い払われる始末。
この日のために下げたくない頭を下げ、あの母に教えを乞うたというのに--。

……だが、そんなことはもう過ぎたことだ。
案じられた産後の肥立ちもよく、こうしてまたトンマンを独り占めできる日々が戻ってきたのだ。
宮殿を離れた妻の顔は、より穏やかに柔らかな眦を描いている。
四季を催事ではなく季節として花に触れ、涼やかな風に、そして美しい笑みに釣られるように、ピダムも目を細めた。

ha_0165.jpg

「花の名を嗜む趣味など私にないことは、あなたもご存知でしょう? ……あぁですが、」

ピダムは手折ったひと枝をくるりと回し、恭しく胸に掲げた。

「この花にできることならば、私も一つは知っております」
「もうっ、今は二人だけなのに、どうしてまだ敬語なの? 次使ったら、私も口調を改めますからね」
「……わかった。俺も、この方がいい」

僅かに残っていた肩の力が、ふっと軽くなったように感じた。
トンマンにそれが伝わったのか、小石を飛び越す仕草でふふ、と微笑った。

「ね、ピダム。その花にできることは教えてくれないの?」ピダムの手中を指す、白い繊手。
「トンマンがどうしても知りたいってなら仕方がない。俺の言うとおりにできるか?」
「んー、できることもあるし、できないこともあるわ。でもピダムがお願いするのなら、仕方ないから努力してあげる」
「それは光栄。……じゃぁ目を閉じて、三つ数えて」

こんな遣り取りは初めてではない所為か、長い睫毛が素直に伏せられる。

ha_0037.jpg

「もういいよ」

目を開けたトンマンが左右を見渡す。傾げた花びらが右の耳を掠めた。

「ま、あなたに似合わない花はないんだけど」

衣裳の差し色の淡い白銀と、黒髪に挿した白花が誂えたように相まっている。
少しだけ戸惑いを含んだトンマンの眼差しが、どこか儚げにピダムの双眸を彩る。

「とても綺麗だ。……あぁ、だがどんな彩花を挿したとしても、あなたの前では霞んでしまうな」

何が言いたげに開いたふっくらとした桃色の唇が、また閉じられる。
ピダムは首を傾げた。
そうしてトンマンはぷいっと視線を逸らした。何か気に触ることでも言ってしまったのだろうか。
ピダムは俯いてしまった頬に手を当てた。

「どうかした、トンマン?」
「べっ、別になんともない。スンマンが泣いてるかもしれないから、もう戻る!」

ずんずんと早足で歩くトンマンの後ろ姿に、ピダムは笑みを噛み殺す。
触れた頬は熱かった。
「笑わないで」と振り返りより足を速めた薄い肩に、ピダムは軽い足取りで並んだ。

「ほら、」

と手を差し出せば、トンマンは顔をまた逸らしつつも、その右手はちゃんとピダムの左手に添えられるのだ。

「何がそんなに可笑しいのよ!」
「いや、そうやって怒るあなたも、可愛いなと思って」

薄桃色だった頬が朱色に染まってゆく。
今度こそピダムは、笑みを噛み殺すことができなくなった。






その頃、万年蜜月夫婦の第一子は……

132.jpg
いつも以上にサンタク犬がしっかり子守兼護衛しております(`・ω・´)ゞ

「ピダム公、どうぞご安心してご夫人とイチャイチャなさってください!」
間違いなく悲鳴を上げた女官に引っ剥がされ→スンマン大泣きw

sondoku-3-2.jpg
でもって気力も体力も快復したトンマンはまたもや市井視察に勤しみます(^o^)v

「こちらへの視察はご遠慮ください。最近、暴徒が多発していると報告がありました」
「だからこそ、私が行く意味があると思いませんか?」
「今回は訴状の主に直接話を訊かねばならぬのです。何をするかわからない連中の前に、あなたを出す訳には--」
「ピダム公が傍にいるのに、私が危険な目に遭うことなんて在り得ません。そう思われませんか?」
「勿論あなたに指一本とて触れさせませんが、それとこれとは話が違います」
「違いません。それに、日帰りでは帰って来られないと聞きました。……ピダムは、そんなに私と離れたいの?」
「そんなこと、私が思う筈ないでしょう!」
「私もです。では、私の同行に否やはありませんねv」←確信犯ww

二人だけの会話ですが、周りには大等たちがいたりします(笑)

***

トンマンも天然ですが、ピダムも負けないくらいの無自覚っぷりだろうなぁと思いながら書いてました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございましたv

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