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記念すべき一日でしたね♪
皆さまのブログにお邪魔するのをすんごく楽しみにしてましたvあぁ~、いいもの見たー!

そして私も触発されて、もあもあ~っとしたものを形にしてみましたwうう、昨日の内に仕上げたかったなぁ(><)
【魂の結婚式】の与えてくれた影響ってすごいです。
改めてmukugeさん、げんさん、マイマイ様、そしてりばさんに感謝感謝ですv

果たしてピダムは、探し求めた唯一を雑踏の中に認めた。

あどけなさの残る子供の背を追うその濡れた眼差しを、ピダムは切なく見詰めていた。
もう少し歩を進めれば手が触れる距離だというのに、堪らなくトンマンを遠くに感じる。
あれほど考えていた言葉はピダムの胸で空回りし、千年の時でも待つと誓った邂逅への喜びは、暗い焦燥に変わった。

--陛下、私です。ピダムです……。

トンマンの目には何が映っているのだろうか。
いまだ遥かなものを見るような、どこかぼんやりとした瞳。
伝えたい言葉は、熱は、この空を覆ってもまだ余りある。
けれど赦しを得ずに愛する女へと近づくことは憚られた。

乾いた風が眩しいほどの白い裳裾を、髪に挿した白銀布を舞い上がらせる。
一陣が通り過ぎる中、トンマンが顔を上げるのがわかった。目を閉じ、そのまま踊る風に頼りなげな背中を任せている。
白の衣は陽光を飲み込みながらも放ち、煌めきは迸るほどにまで増していった。
今にも太陽に、トンマンが連れ去られてしまいそうで--

「陛下……っ!」

思わず繊手へと手を伸ばしてしまったが、ゆうるりと目を開けたトンマンは取られた手に何の意図も介さず、そのままピダムへと視線を合わせた。
ピダムは狼狽えた。何度も脳裏で描いてきたものとは、まったく違った。
唯一求め続けた命が、最後に伸ばした手がそれでも希ったものが、今、ここに、ピダムの目の前にある。

……だがピダムは瞬きの間で、沸き立つ喜びを消し去った。
何よりも最初に、己の断罪を乞わねばならぬのだ。

「陛下、私の……。私の手が御手に触れるのは、……お嫌、ですか?」

トンマンの目を、まともに見返すことができなかった。

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「……そうだな」

随分と久方ぶりに聴いた声は、息を呑んだピダムが見た眼差しは、冷えた色をしていた。
覚悟が足りなかったのだろうか。目の前が暗くなる。

「この手に触れられるのは、嫌だな。お前に触れられると--」

初めてトンマンが表情を見せた。悪戯が成功した子供のような、悪童めいた笑みを。

「離したくなくなるからな」

ピダムの褐色の右手を包むように、トンマンの白の繊手が添えられた。
力を込められて気付いた。知らず、震えていたらしい。

「ピダム……」

もう抑えられなかった。
薄くなってしまった背中を引き寄せ、腕の中に、胸の中に、瞳の中に、ピダムにとってただ一人の女を閉じ込める。
トンマンの吐息を頬で感じ、トンマンの髪から変わらない芳香を吸い込み、トンマンの眦から零れたしずくを唇で受け止めた。

ピダムの胸で熱せられた言葉は、彼の喉を焼いたのだろうか。
途切れ途切れに紡ぐ欠片たちが薄い唇から零れたに過ぎなかったが、トンマンはその一つ一つを掬い上げ頷きを返す。

「……もう二度と、私から離れるな」

久遠を誓う声は風の中で細く掠れながらも、確りとピダムの胸に届けられた。
背中に回された腕が愛しくて、堪らなく愛しくて、彼は万感の想いを寄せ、もう一度女の名を呼んだ。


【この出会いに、何と名を付けようと】



勢いだけで書いてましたら、前にもおんなじこと書いてました(笑)
途切れ途切れの欠片は、ピダムがトンマンに伝えたかった言葉です。
誤解だと確信した時点で、トンマンはとても後悔したと思います。
ピダムが真心を示す方法を「反乱」という手段でしか残せなかったんですからね……。

ピダムは反乱者として生を終えたかった。
最後の一瞬まで、トンマンを名前のある者にしたかった。
トンマンはピダムの為に、彼を殺すと決めた。
ピダムの真っ直ぐな心に応える方法は、もうそれしかなかった。

あぁもう恥ずかしげもなく語ってすみません。読んでくださって、ありがとうございました。
もうね、このドラマはホント何度観ても良いですね・゚・(゚うェ´゚)・゚・
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