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お嬢様を早く完結に持って行きたいのですが、……すみません、詰まってます。
そしてこんな時に限って他に妄想が萌え上がるんですよね(^_^;)
という訳で、勝手に始まって終わる、書きたいところだけ書き殴らせてくださいすみませんシリーズです。(最低だわ……)

共通テーマは【転生】で、第一弾は高校生トンピです。
「来世で逢いましょう」との言葉の先の、本当に現世にて二人が出逢ったならばと、うだうだと考えてみました。まぁた変な話ばっかでホントすみません。



人魚姫は生まれた海へと帰った。
本当にあなたを救けたのは、私じゃない。


太陽を吸い込んだ指が、さり気なさを持って私の頬に掛かった。

「好きだよ」

躯と心を同じくした子供が笑う。
綺麗なものだけが恭しく、彼の周りで賑やかに順番を待つ。
既に私は、現実から境界線を引かれた。
取り残された異物。弾き出される障害。

「……離してください」

やさしい指を避けるように、私は小さく顔を背けた。
それでも面白がっているであろう気配に腹が立つ。

「ねぇトンマン、俺を見てよ」

何をどう言っても彼には伝わらない。
私は沈黙の中で首を振った。
だって、わからないことだらけなのだ。
私は彼に好かれることなど、何一つしてはいない。

「……あなたは何か、勘違いなさっています」
「本当に、そう思ってる?」

--遠くない未来、彼は私を失う。
きっと彼は何食わぬ顔で、再び"トンマン"に甘言を繰り返すのだろう。

私は何も知らない。何も知りたくない。
あなたと同じ夢は、決して見ない。
あなたの探しているお姫様は、もうここにはいないのだ。

「私たちは、出会うべきではなかったのです」

翳を落とした瞳が棘となり、私の心を刺してゆく。
私は頬を引き上げた。
あなたの眼差しに痛みを感じるなんて、あってはならないのだから。

【恋を失くした人魚姫】


前世の記憶なんていらなかった。
まっさらな命で、あなたを愛したかった。



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