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公式ガイドブック上下、善徳女王の真実。
もう読みたくて読みたくて!
後者は緋翠さんとmukugeさんとりばさんの話題になる度に、やっぱり読みたいーー(><)と。
丁寧に解説してくださった情報もさることながら、歴史に無知な私は知らんことが一杯あるので「お前こんな質問するならまず読めやw」と言われかねない為にも、是非に目を通したかった本たちです。

でね、今日図書館で予約できてしまいました。
マジで吃驚しました!いつも検索してやっぱ無いわーと肩を落として帰ってたのです。
『予約リクエスト』って、蔵書だけかと思ってたのでダメ元で訊いてみたところ、
「ではご準備できましたら、ご連絡しますね(^^)」
「(うわぁぁマジでーー!?)あ、ありがとうございますぅぅ!(((*゚Д゚*)))」
もうね、興奮しきりで帰って参りました。
いつになるかわかりませんが、今からすんごく楽しみですv早く読みたいなー!

そのテンションで1月(は?)にUPしたいなーと書いておりました豆トンを仕上げました。
折角現代モノでしかも豆トンという特殊なw設定を活かさなくてどうするよ?と、私はドラマでは言えない台詞を二人に言わせようとしてる感があります。
自己満足の世界に浸っちゃってすみません。
これは女王が崩御された日限定にする予定でした。
幼いトンマンに「ピダムのバカー!」と言わせたかったんです。

テストが24日に迫っておりますのでwこちらの更新はそれ以降になると思います。
こんな拙いブログに来て下さって、本当にありがとうございますーvv


 まず飛び込んできたのは、月灯代わりのランプに仄かに照らされる見慣れた天井だった。
 見開いた目をじわりと動かし朧げな輪郭を捉え、ゆっくり、ゆっくりと顔をそちらへ向けてみる。
 隣で寝息を立てている筈の薄闇の衣を纏った横顔はどこか人形めいていて、ある筈の温度すら感じさせなかった。

 (本当に、息をしている?)

 口元に手を翳そうとしたのに、何故か右腕が動かない。おかしなことに、左腕もびくともしない。
 はっ、はっ、と詰まる息をなんとか押し出し、なんとか吸った息を飲み込むと、漸く肩の力が少し抜けた。起こしてしまわないよう左手で荒くなる吐息を塞ぎ、布音を立てないよう慎重に右手を掲げる。
 
--手に、寝息が当たらない。
 
 これ以上近づけては、顔に触れてしまう。
 だったら、胸は上下しているのだろうか。
 毛布から這出るが、よくわからない。
 右手が震え出す。
 もう少しだけ指を近づける。わからない。
 暴走する指を左手で握り締める。
 わからない。
 もうピダムが生きているかどうか、わからなくなった。

「……ん? どうした、トンマン……?」

 ピダムに手探りで元の位置へ引き寄せられても、トンマンは何も言えず少しも動けなかった。
 いつものように大きな手に髪を撫でられ頬に触れられ、初めてトンマンはピダムを見上げた。

「どうした!? な、なんで泣いてるんだ!? どこか痛いところはあるか? 熱は--」
「生きてた……」
「トンマン?」
「ピダムが、……ピダムが生きてた…。よ、良かった……」

 トンマンがもう一度硬い胸元へ張り付くと、少しだけ鼓動を早くした力強い音が耳元に響いてゆく。その確かな証拠に手の震えは止まったものの、今度はしゃくり上げげる肩が荒くなる呼吸が止まらない。とすると、一旦背を離れた温もりがより強さを伴ってトンマンの元へ戻ってきた。

「…っ、…ひっく……! ピ…、ダム…っ!」
「泣くなよトンマン……。怖い夢でも見たのか? 大丈夫だって。お前が見たのは、ただの悪い夢だから……」

 涙を拭う指がやさしかった。頭を撫でる手のひらが嬉しかった。
 生きている人の温もり。--失いたくない、いつか失ってしまうなどと考えたくもなかった。

「ゆ…! っ、夢でも駄目なの! 知ってるくせに! ピダムがいなくなるの、い、嫌だって知ってて、ピダムはっ、いなくなっ…、た、んだから!だから、」

 戦慄く口元では上手く吐息を運べない。自己制御不可能な躯がもどかしく、涙にすべての輪郭がぼやけても、何故かトンマンは今言わなければと思った。この夜だからこそ、ピダムに伝えなければいけないと思った。

「絶対、死んじゃ、だ、ダメなんだから! ずっと、ず、っと、いなく、ならないで! わ、かった!?」  

 一方、ピダムはどうにも不可思議な感情を持て余していた。
 ソファさんが入院した所為もあるだろう。今まで当たり前に傍に居た人は、永遠には傍に居ないのだと幼子は身を持って知ったばかりだ。出会う人は総て、いつか別れる人だ。
 けれどもピダムは離れたくない人に出会ったことはなかった。日々流転の繰り返し。ピダムが何もせずとも、常に目新しいものが次々と彼へと秋波を送ってきた。
 誰にも何にも、心を動かされることはなかった。死ぬまでの暇潰し。その瞬間の熱を昇華できれば、それで良かったのだ。

「俺がいなくなったら、嫌か?」

 トンマンの指に力が込められる。爪が白くなった。

「俺がいなくなったら、哀しいか?」

 胸元に額が押し付けられる。鼻先を擽る髪からは、日向の匂いがした。

「俺が生きていたら、嬉しいか?」

 やっと上を向いた朱色の頬は涙でぐしゃぐしゃだった。それでも、その双眸は闇夜でも光を失わずに強い意思をピダムに伝えた。

「……おぼえ、てて。ピダムのぜんぶがここにないと、…や、なの」
「…ん、わかった」

 吐息が長くなるのを待たずに泣き疲れて眠る小さな躯を抱え直し、ピダムは最後に呑み込んだ言葉を一人舌先で転がした。どうにも自分で自分を哂ってしまう。--まさかこんな幼子に、本気で訊いてしまいそうになるなんて。

(お前はずっと、俺が傍にいて欲しいのか?)

 溜め息混じりにベッドサイドランプを消そうと半身を起こせば、それでも離れない小さな手にピダムは苦笑した。
 今は単純に慕ってくれる心に感謝しよう。広い世界が与えられ視野が広がれば、トンマンは己から離れてゆく。

「大丈夫。俺はどこにもいかないから、安心して寝てなさい」

 それが遠くない未来、彼自身を裏切る台詞だとも知らず、柔らかく弓なりになる愛らしい目元をやさしく指節で撫で上げた。

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