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こんばんはー、六花です。テレ東ではBSとは違ったカットのドラマが再放送されてるそうですね。こちらでの放送予定はないようですねー、残念。
……もしかして、これを機にガイドブックをもう一回刷ったりとかあるんじゃね!?∑(゚∀゚)
いやいやでも少しでも期待してしまうと「やっぱりねー」と思いつつも(´・ω・`)こうなっちゃうので、淡雪のように未練は消し去っておきます。市内の書店と古本屋に手当たり次第在庫確認して貰った思い出が過ぎりましたwOSTも韓国版・写真集付きのがことごとく完売してましたね……(´・ω・`)

りばさんへお手紙してるときに気づいたのですが、善徳に嵌ってもうすぐ一年です。
もう一年も経っちゃうんですよね、あのお昼の二時間放送から!
不思議だなーと思います。見始めた当初のぼんやりとした「好き」が消えるどころか、もう離したくないほどの「大好き!」な存在になってるんですからねー。

実はですね、このブログも半年が目標だったんです。
善徳女王って観る側の視点一つ、知識一つで新たな深みがバンバン出てくる凄いドラマでしょ。なもんで、ホントは浅慮な私が手を出していい物語ではないんですよ。でも書きたい書きたい!って想いが日々大きくなって、じゃとりあえず文字にしてみようと好き勝手に妄想を吐き出したのがきっかけでしたねー。
記事をUPして暫くすると拍手数が提示されて、うわ!読んでくれた方がいるんだーvって小躍りしてました。あ、これは今も変わってないかwいつも励まされてますvありがとうございますvv

先月mugugeさんが「猫トンマンが」と仰ってくださって妄想が湧き、一つ話ができました。この猫シリーズは拍手お礼として始めたものでした。
他にも放置してるネタがあるのに、こんなアホっぽいお話を読んでくださる方へのお礼として差し上げるなんて無礼千万極まりないですね、すみません!(><) 今回は、白いにゃんこと豆トン夫妻(主に旦那)のファンタジー溢れるお話です。(←物は言いようw)


「トンマン! ただいまーー!!」

鍵を解除し意気揚々と帰宅した家主を迎えてくれたのは、愛(して止まない)妻ではなく--

「にゃー」

一匹の猫だった。

白くほわほわとした毛玉は、丁寧に三つ指--とも言えるかもしれない前足を付き、ピダムの足元でちんまりと鎮座している。
思わず愛猫家でなくとも抱き上げて頬擦りせずにはいられない愛らしさだったが、ピダムとしては今すぐにこの腕に抱き締めたい温もりではない。故に、その存在はサクっと無視した。

「トンマンーー? 今帰ったよーー」
「なぁ」
「トンマンーー? どこーー?」
「にぁー」
「トンマナーー?」
「にぁん」

レストルーム、バス。それぞれの自室や書斎、ついでにワードローブまで覗くが望む姿は一向に現れない。そうして次々と扉が開かれる中、次第にピダムの顔にもじわりと焦りの色が見え始めた。
(おかしい。この時間はどこにも行かない筈なのに……)
驚かそうと思って、会社から連絡を入れずにいたことが悔やまれる。

--ハッとして携帯を取り出すも、虚しく呼び出し音が響くリビングでピダムの膝は崩れ落ちた。トンマンお手製のあの目付きの悪いストラップ(二代目)ですら「自分の力が足りず、申し訳ないっス」と、揺れる紐の先で低頭しているように見える。

一体どこに行ってしまったというのだろう。……否。そうではなく、トンマンの意思とは無関係にこの家から居なくなってしまったのでは……?

「……っ! そうだ、警察に捜索願を……!!」

どうしてすぐに、常に身を潜めている危険を思い浮かべなかったのだろう。
なにせあの美貌と肢体だ。凛とした美しさだけではく親しみを抱かせる愛らしさも兼ねていて、いやいや勿論外見だけでなく内側から溢れる輝きも日々増すばかりで……。
彼女の唯一の男であるピダムとしては嬉しい一方、懸念もしていたのだ。

(きっとどこかの輩が、盗み見たトンマンを密かに狙っていたに決まっている!)

知らずピダムの右手に力が入った。携帯がミシリと嫌な音を立てたが、彼の耳には入ることはない。あの可憐な姿が映ったであろう、男共の下衆な視線一つでさえピダムは許せなかった。

「必ず俺の手で皆殺しにしてやる…!! トンマン、すぐに行くから--」
「にぁ!」

それまで後をトコトコを追い掛けていただけの小さな獣が、ピダムの行動を阻止するかの如く携帯へ突進してきた。さすがに面食らったピダムだったが、今はそれどころではない。

「どけ。俺はお前の相手なんかしてる場合じゃ……、」

ピダムは再びハッとした。いつも綺麗に整まれている服が、無造作に床に放置されているではないか。あの色合いは、今朝笑顔で見送ってくれたトンマンが着ていたものにとても良く似ていた。

「にぁー」

そしてこの猫はどこから現れた? 第一ここはセキュリティーシステム万全、すべての窓にもいつもどおり鍵も掛けられていた。住人不在の中、外部から侵入してきたとはとても考え難い。
ならばこれは、トンマンが招き入れたのだ。だがその肝心の愛妻が、猫一匹を放置たままどこかへ出掛けるだろうか?

帰宅と同時に駆け寄ってきたのは?
呼べば返事を返したのは?
あの無造作に脱ぎ捨てられ、放置したままの服が暗示する意味は?

--ピダムは一瞬浮かんだあり得ない疑惑をすぐに打ち消した。

「………。………」
「………………?」

暫し見詰め合う、一人と一匹。
ピダムを見上げるくりっとした円い双眸が、小さく小首を傾げた。
(まったく何考えてんだ、俺としたことが……。そんな馬鹿なことがある筈……)

「……トンマン、か……?」
「なぁん!」

「もうっ、やっとわかってくれたんだから!」と言わんばかりの良いお返事に更に崩れそうになった膝を、ピダムはなんとか両手を着くことで踏ん張った。社の内外で今だに『抱かれたい男』筆頭候補に挙がる、鋭利なまでのクールな顔とはかけ離れたそれであった。

そんな男の膝の隙間をぬって白い仔猫は再びトコトコと詰め寄り、力なく垂れるネクタイへとちょいちょいと右手を伸ばしてきた。
そんな『トンマン』をピダムは両手で恐る恐る掬い、目線を同じくした大きな鳶色とまじまじと相対した。
心地よい熱に少しだけ肩の力が抜けてゆく。

常の仕草で白い頬を包み撫でてやれば、手の中のトンマンは気持ち良さそうに目を細めた。そうして彼女は、嬉しそうにその躯を擦り寄せてくる。
間違いない。間違いなく彼女は--!!

「待っててトンマン! 俺もすぐに猫になるから!!」

「……あいかわらずおじ様の思考は、はるかに一般人の『わく』をこえて行かれますね」


***


「お二人とも、少しはぼくの心的がいしょうをおもんばかってみてください」

おじ様といると、しゃべるネズミやアヒルやぬいぐるみたちがいつ出てきてもおかしくないですね、と呆れた声色で続けたのは、幼稚舎帰りのチョンミョンの愛息--チュンチュであった。

「ごめんねチュンチュ、吃驚したよね。ほら、あなたからもちゃんと説明してあげて。私は猫に変身しないんだよって」
「……あぁ、トンマンはずっとこの姿で、ずっと俺の傍にいるんだからな」

二人共、揃いに揃ってチュンチュの真意の斜め上に行っている。
因みにキリッとした双眸を幼児に向けたピダムは、細腰を確りと抱いた上での応えであった。

「……ともかく、母の友人の猫をあずかってくださって、ありがとうございました」
「うん、どういたしまして。この仔が寝てなかったら、一緒に連れて行けたんだけど……」
「いえ、ぼくをむかえに来ていただいただけで十分です。母もちょくせつ礼を言いたがってました。……では下に車を待たせておりますので。おじ様、おば様、ここで失礼します」
「あ、待ってチュンチュ、一緒に--」
「見送りは、けっこうです!」

「ピダム! チュンチュに挨拶できないでしょ。もう離してってば」と責めつつも、「俺だって、トンマンがいなくて吃驚した……」と八の字に垂れた眉に絆されてる辺り、両親を散々見ているとはいえこの夫にしてこの妻ありだと、背中越しにチュンチュは思った。……短い時間だったというのに、この疲労感は何だろう。

「あ、キャリーバックと服……」

己としたことが、持ち帰るのをすっかり忘れてしまっていた。ちらりと振り返る。……もう一度、あの扉を叩く気にはなれない。

「今日くらい、ご主人さまの服がなくてもいいだろ? その代わり、ぼくがいっぱいあそんであげる」

喉元を擽った親指で胸元を見遣れば、「いいよー♪」とばかりに寛いだ虹彩が愛らしい声を上げた。


・・・

読んでくださって、ありがとうございましたーv
拍手を贈ってくださる方々、いつもとっても感謝しております!
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