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こんにちはー|ω・`)ノ 覗いてくださって、ありがとうございますv
折角来てくださったのに、何も更新無くてすみませんー!
どれもこれも途中まで書き殴ったものが放置してありまして、早く私も続きが書きたいです。学校やお仕事、家事に育児と、創作を両立させてる方ってホント凄いですねー……(=o=;)

続きからは、豆トン未来編です。お子様も出ますよー。
こんなことばっか考えてるから覚えが悪いんですよねわかりますw

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拙いものを読んでくださる方、その上拍手まで押してくださる方に大感謝ですvとっても励まされます!
うう、拍手お礼にゃんこも早く仕上げたいのに(><)


(私信です)
りばさんv お手紙ありがとうございましたーvv
ハートがこれでもかと乱れ飛ぶくらい嬉しかったですーーーvvv



風呂あがり、さっぱりしつつもどこか憮然とした表情のピダムは、そのままどっかと腰を下ろした。それでも上質のソファーは不満一つ漏らさず、柔らかく沈む。

「パパぁー、はいっ!」

と、満面の笑みで迎えてくれた愛娘--インミョンに何かを嵌められた。鬼の角のように均等に生えたそれは、もふもふとして得体の知れないものだった。

「あのね、パパはわんこさんなの! でね、インミョンはうさぎさん!」

じゃーん!と小さな手が取り出したのは、ピンと跳ねた白いもふもふの兎の耳で。ピダムは「あぁ可愛い、かわいい」と応えてやりながらも、溜め息を禁じ得なかった。
今日の日を夢見て昨日からラストスパートとばかりに猛スピードで仕事を貫徹させ、……やっと、やっと二人きりで過ごせる一夜だった筈だったのに……!! 
がっくりと凹むピダムと一緒に、心なしか犬耳までも項垂れて見える。

「それ、チョンミョンが持たせてくれたみたいで……」

疲れてるのにごめんね、付き合ってくれてありがとうと、こっそりと続けた妻に「いいよ」と振り返ったピダムは、そのままピシッと固まってしまった。

「なっ、なっトンマン、それっ!」
「あ、これはね」
「ママはね、ねこさんなのー!」

それは、トンマンの黒髪に合わせて誂えたように馴染んだ猫耳だった。今トンマンは耳が隠れているから、より自然に装着されている。

「ねぇママ、にゃーっていって! パパはわんっいうのー!」
「こぉら、我儘を言ううさぎさんは、ねこさんが食べちゃうぞー!」

きゃらきゃらと愛らしい追い掛けごっごが始まっても、ピダムはトンマンから目が離せない。所謂ガン見状態である。

一方、甲斐あって穏やかな寝息を立てる愛娘をベットに送り届けたトンマンは、大人しく鎮座している夫と向き合った。

チョンミョン一家の厚意を有り難く受け送り出したものの、両親を恋しがって泣くインミョンをすぐさまお迎えに。当然計画は崩れ、予てより予約したレストランもキャンセルと相成った。(実はピダムはホテルも予約していた)
あらましをを報告したときのピダムの落ち込みようときたら、もう半端無かった。思わずトンマンが「ごめんね」と言ってしまった程だった。

幸い、つまみになるものならすぐに用意できる。それに今日くらい、とっておきのマルゴーを開けてもいいよね、と二人でちょっとした晩酌を決め込もうとしたトンマンに「待って!」と鋭く声が掛かった。

「えっ、ピダム、このワイン駄目だった?」
「や、トンマンが選んでくれたものなら俺はなんだって好きだよ! あっ、外さないで! 耳は付けたままにして!」

無言を守っていた間、一体何を考えていたのやら。トンマンの眼差しが、すっと細められた。

「ねぇ知ってる? 猫って犬を嫌ってるのよ」
「こうして触れられたくないくらい? 犬がどんなに猫を大好きでも駄目か?」 

やはりピダム相手では、どうしても笑みが零れてしまう。

「じゃぁここにいるのは、猫に構って欲しいわんこなの?」
「うん。構って欲しくて、もう死にそう……」
「だったら仕方ないわね、私が救ってあげないと……」

二人の吐息がまさにあと少しで交わるであろう、その瞬間。

「ママぁ、おといれー」
「わかった! インミョン、すぐに行こうね!」

……そして広いリビングに、更に項垂れたわんこが一匹残された。

「ピダム、」

愛しい影が離れた後、ピダムはまるで初心な女子学生のように口元に手をやった。両手両足では足りないくらい重ねても、やはり妻からの愛の体現はピダムの頬を上気させる。

「待ってて、後で部屋に行くから……」
「わかった!」

夫婦はどこかしら似るというが、揃って同じ返答であった。
(こちらはやや喰い気味の)応えに手を振るトンマンを見送り、ピダムはもう一度あの姿を思い浮かべる。……猫耳を考えた先人に、ピダムは惜しみない賛辞を送った。大きなわんこのヘタレた犬耳はピン!と立ち、ふさふさの尻尾まで大いに揺れていた。

そうして絵本を読んでいるうちに柔らかい布団と子供の体温に夢の世界へ旅立つ妻と娘を尻目に、夫であり父であるピダムは広いベットの上で今も尚あらぬ妄想に勤しんでいた。それが実行されなかったのは、幸いとしか言いようがないだろう。

--とある一家の平和な夜は、今日もこうして静かに更けてゆく。

「インミョン、グッジョブ! 猫耳サイコー!」

……見た目以上に頗る若い、約一名を除いては。

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