上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
こんばんはーvトンマンとチョンミョンの誕生日じゃないのよ甘い話を書きたい書きたい!と先月から唸っておりまして、その内の一つがなんとかできました。(遅っ!)
捏ねくり回したので、思った以上に長くなってしまいました。そして終始イチャイチャしてるだけです。
折角だからヨンスさんもと書いてましたら、本当に洒落にならないので端折りましたw是非今世ではあのお胸を堪能させてあげたいです(え)

でもって先日上げましたお話は実は2パターンありまして、UPしたものの迷いが残ってましてですね。勝手ながら下げさせて頂きました。
……あんな短時間では誰の目にも触れないだろうと思っておりましたので、りばさんのコメントに仰け反りました。うわぁぁんすみませんです(><)
ものっそい変な話でして……。そのまま闇に葬ろうかと……。
ええと、もうちょっと修正してみます。
でもこうしてりばさんがちょくちょく来てくださってるなんて嬉しいですね。ニヤニヤしますね!(爽やかな笑顔で)
そしてび、びっくりしました!なんとげん様まで読んでくださってたのですね……!
初めまして、六花と申します。心遣いの溢れるお言葉に胸熱です。改めてお返事させてくださいませv
下げたSSでりばさんとげん様を釣ってしまいました。海老鯛やっほーい(←おい)

続きからは、豆トン(大学生編)ですよー。
おう、今新聞が届きました。ではおやすみなさい(つ∀-)


「ピダム! 良かったぁ、すぐ見つけられて」
「トンマン! 迎えに行くから待ってろって言っただろ!? あぁもう、ほら!」

「………なっ、……あっ、トン……えぇ!?」
「……ユシン、これは現実よ。頑張って戻ってきて」

 去ってゆく夕陽の裳裾が空を包む頃、地上の星たちはゆっくりと目覚めの時を迎える。そうして恋人たちの祭典に相応しく、どこか冴えた風にも桃色の灯りが運ばれてゆくこの日。
 例に漏れず、恋心を密かに身の内で燻らせる『青い春』真っ只中の青年--ユシン--はどこで聞いたのか、開口一番にこう宣ったのだ。

「トンマンを任せても良いか、確かめねばなりません」

 お前は何か? 彼氏ポジションをすっ飛ばしてトンマンの保護者気取りか? とチョンミョンは思わなくもなかったが、どうあっても彼はトンマンの恋人になれやしないのだ。
 ユシンにしてみれば、突然トンマンの元を去った男を想うより、いつか傍にいる自分を見てくれる筈だ、と懸想してきたのだろう。はっきりとダメなものはダメなのだと自覚して貰った上で、トンマンを諦めてもらった方がいい。その方が、未練を残さず次に進めるというものだ。
 チョンミョンは達観した眼差しで、年下の幼馴染の成長を願った。

「チョ、チョンミョンさん! トンマンが、とっ、トンマンがぁっ……!!」
「だから言ったでしょ? トンマンには、あの男しか見せない顔があるって」

 因みにチョンミョンは、携帯から目も離さず言った。
 ユシンの動揺っぷりに「ちょっとは落ち着きなさいよ」と諌めたものの、仕方ないかなとも寛容した。

「……ピダムは少しでも早く、私に会いたいって思わなかったんだ」
「もう7時間も会えなかったんだ! 直ぐに会いたいに決まってるだろ!!」

「チョンミョンさん! どうして会話するのに、トンマンは奴のコートに入ってなきゃいけないんですか!? どうして、あ、あんなに近づかないといけないのですかっ!?」
「うん、そうだねー。どうしてだろうねー」

 ユシンのテンパリようがちょっと楽しくなってきたチョンミョンは、ちょっと藪を突ついてみた。「お付き合い」、「恋人」、「愛し合う二人」等々ぼそりと呟く毎に、ユシンの肩がビクリと跳ねてゆく。

「今日は寒いから、あんまり外に出て欲しくなかったんだよ」
「もう風邪は治ったって知ってるでしょ? それにこれくらい、全然寒くないし!」
「何言ってんだ、こんなに冷たい頬して」
「ひゃぁ! …ち、違うから! そんなに冷たくないってば! ピダムが熱いだけだもん!」

「チョ、チョンミョンさん! あ、あの男、トンマンの頬っぺたに、くっ、唇を……!!」
「うーん、トンマンの落ち着き様からして、頬が当たっただけみたいよ? まぁ唇だとしても、別にいいじゃない」
「何を仰っるのですか! このような公衆の面前で、あのような破廉恥な行為が許されると思ってらっしゃるのですか!?」

 チョンミョンは吹き出す前に驚いた。
 ……どういう育ち方をしたら、こんな時代錯誤な思考回路ができるのだろう。今度おば様に訊いてみよう。

「確かにここは駅前で、今も人波は途切れないわ。でもねユシン、もっと周りをよく見てみなさい。皆、互いのことしか見えてないのよ」
「………」

 まぁあの二人程、目立つバカップルもいないんだけどね、とチョンミョンは内心で続けた。

「トンマン! そろそろ移動しない? ヨンスさんも、向こうに着く頃だと思うわ」
「えっ、チョンミョン!? もう来てたの!? ご、ごめん、待たせちゃったんだ」

 早速、先述の証拠を裏付ける情報を、続々と聞き出せそうだ。チョンミョンは苦笑混じりに口を開いた。

「いいのよ、私が早く着きすぎたの。それにもう、ピダムさんに挨拶も済んでるわ。ね、ユシン?」
「……あぁ」
「ユシンまで! どうしたんだ? あっ、ピダムに会いに来たのか? お前はずっとピダムのことを気にしてたからな」
「………。……そうだな」

 まずユシンがトンマンに会いたくて来たのだという男心が微塵も過ぎらなかった事実が一つ。そしてトンマンが気になるからピダムが気になっていた恋心に、まったく気づいていなかった真実に一つ。
 けれどまだまだトンマンの手によるダイレクトアタックは終わってはいなかった。

「あのな、ユシン。……その、私からピダムを改めて紹介させてくれないか?」

 居住まいを正し一度真顔に戻ったトンマンだったが、ピダムの柔らかな視線とぶつかると、はにかんだ笑顔を見せた。

「私の恋人の、ピダムさん、です」
 
 その瞬間、トンマンの背後の男の鼻の下がデれっでれに伸びた。
 改めて口に出すと恥ずかしいね! とトンマンは、再び”恋人”のコートへと潜ってゆく。
 微動だにしないユシンの隣で、「まぁ可愛い」とちゃっかり撮っていたムービーをチョンミョンは再生していた。

「チョンミョンさん、是非その動画を分けてくれませんか?」

 キリッとした表情のピダムの胸元で、「ちょ、ピダム何言ってるの!? それにチョンミョンも、そんな動画すぐに消してってばぁ!」とトンマンはじたばたと暴れていた。……が、所詮可愛い抵抗である。

「あら、誕生日を迎えた女に強請るなんて、ピダムさんは欲張りですね」
「勿論、十分な見返りはご用意しますよ」

 突然にピダムが消えてしまった数年間、気丈に振舞ってはいたもののトンマンは時折翳りを拭い切れない表情をしていた。
 チョンミョンはその度に「あんな男、忘れなさいよ」と言い続けた。--けれどもあのとき漏らしたピダムの真意も、痛いほどわかっていた。
 ずっと互いを想い合っていたのに、この二人はどれほど遠回りを選んできたのか。

(あぁでも、きっとそうなのね……)

 チョンミョンは微笑んだ。この二人にとっては、これが一番の近道だったのだ。
 だからこれは、チョンミョンのせめてもの意趣返し。散々心配ばかり掛ける大切な友人たちへの、ささやかな報復だ。

「見返りは要りません。ピダムさんのお誕生日にでも、これは差し上げますわ」
「夏までですか? 随分と気の長い話ですね。……では仕方ありません」

 三度ぎゅっと懐へとトンマンを閉じ込めたピダムは、未だ冷えた繊手をその悴む指先だけではなく、その心の奥まで熱を届けとばかりにそっと、だが力強く握った。
 
「ピダム……?」

 女の揺れる眼差しに、ゆったりした微笑みを返す男。
 美しく絵になる恋人たちを、声なき溜息たちが行き交う。だが雑踏の声があったとしても、この二人には始めから聞こえてやしていないだろう。
 男が耳元で何やら囁くと、肩を跳ねさせた女は朱に染まった頬で恋人の胸を叩く。女のやさ腕など、羽が触れるほどだろうに、男は「痛い、いたい」と喚いた。

「……わかったわ。ピダムさん、杞憂だって教えてくれてどうもありがとう」
「どういたしまして」
「トンマン、行くわよ」
「待ってってばチョンミョン、今のどういう意味なんだ? あっ、ユシンもまたな!」

 するりとピダムの包囲網から抜け出したトンマンは、せかせかと歩き出す。今だに耳まで色づいた朱色が可愛くて、ピダムは止めた足でくつくつと笑った。
 とすると、いつまでも来ないピダムへ焦れたのか、「来ないと置いて行くからね!」と、その右手に引っ張られた。
 過保護はイヤ、外では手以外触っちゃダメ、チョンミョンが撮ったムービーは消してと、ひととおり不満を漏らしつつも、その右手は強く繋がれたままだ。

「さっきのだけどね。……知ってると思うけど、私も、……だから」

 ピダムの視線から逃れ、そっぽを向た横顔が呟いた。
 
 --この日々募る愛しさを、どう伝えればわかってくれるだろう。

 ピダムは左手に力を込めた。
 振り向いたトンマンが笑う。天上と地上すべての星たちの瞬きよりも明るく、光を弾く笑顔で。


最後の恋をした  end.



(特別な日を迎えた君へ。生まれてきてくれて、本当にありがとう)

関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://migime1818.blog24.fc2.com/tb.php/141-620ce2d5
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。