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こんばんはーv
りばさんと緋翠さんの深いレビューに、猛烈に第一話からねっとり観直したくなりました六花です。お二人の名前を並べると『黄金コンビ』という名称が自然に浮かんできますねw

風花雪月を読んでくださった方、本当にありがとうございます。
でもって、感想まで頂けてとっても幸せですv
やはりドラマ設定ですと皆さま個々の思い入れがある分、意外にも伝わりやすいのかな、と思う反面、違和感が目立つ土俵なのだろうなとも感じました。このSSは、私が書ききれなかった部分を補完してくださる皆さまに助けられておりますm(__)m

Web拍手でメッセージをくださった方、遅くなりましたが、感想をありがとうございましたv
私は、私の意図しているとおりにいかなくとも、読んでくださる方が、少しでも何か感じられるものが書けたら、少しでも思い浮かぶ情景を描くことができたら、書いて良かったなぁって思います。いやまったく自分に甘くてすみません!

でもって続きからは、またしてもりばさんが蒔いてくださった種が発芽致しました。
どうしてこうも、りばさんのお言葉は妄想を掻き立てるのか……!
お返事→プチ劇場→え、ナニコレ妄想止まんないw収集つかないよー(ノД`)

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(COSMOPOLITAN、「モダン・ボーイ」の壁紙を切り取らせて頂きました。ありがとうございます!)
ほんっと互いを惹き立たせる二人ですね……!
りばさんへのお返事は、長文すぎたので出直してきます!ごめんなさい(><)


 トンマンは、人の持つ美醜には特に拘らないタイプだ。
 第一印象が与える影響は確かに大きいが、内面を知っていく過程で、好感度は大いに変わっていった。 
 だが、それはあくまでトンマンから見た世界だ。なので親友たるチョンミョンの一言に、トンマンは大きな衝撃を受けた。

「この髭……。ピダムさん、すっかりおじさん臭くなったわねぇ」

(おじさん、おじさん……。そうか…、ピダムはおじさんなのか……)

 トンマンは、画面越しに笑っているピダムと目を合わせた。
 この現状を『爪先立ちの恋』だと自覚しているトンマンは、常に大人の男の余裕を漂わせるピダムを頼もしいと思う一方で、少々憎たらしいとも感じていた。
 確かに会いたいと言えば来てくれるだろう。声が聴きたくて携帯を取り出せば、すぐに折り返して掛けてくれるだろう。--だが、すべてがトンマン発信なのだ。
 
(私から動かなければ、この身も、この声さえもあの人へは届かないのではないか?)
 
 それでいい、それでも構わない。会えなかった日々を思えば、傍にいられるだけで十分だとさえトンマンは思っていた。……思い込もうと、していた。
 不安定な心は、支えである何かを求めていた。
 けれどその『何か』は常に形を変え、手に入れたと思った瞬間には四散してゆく、決して掴めない煙のようだった。
 愛が測れるものや目に映るものならば、日増しに増え続ける男の恋心を女は知ることができただろう。しかし愛と憎しみが紙一重であるように、何をしてその想いを『愛』と呼ぶのか、明確な答えを知る者などいない。
 だからこそ人は思いも掛けず揺らぐとき、心の深淵に見知らぬ自分を見るのかもしれない。
 得体の知れない不安は、焦りに変わる。一人ではどうしようもできない。またしても、眠らない夜がトンマンを見詰める。ピダムへの恋心を客観的に諦観するには未だ早く、後先考えずに奔走するには分別を知り過ぎた。
 恋とは、想い人へと向かう心を容易く変化する相手の心に同調させようとする、希望混じりの幻想なのかもしれない。
  
 トンマンはフォルダを開き、新たな画像を呼び出す。
 無邪気さを装って近づいた肩を寄せてくれた左手。見えない位置を探る指に触れた右手……。どちらも躊躇いを含んだように、そっと置かれたものだった。
 微笑みを切り取ったその瞬間に、あらゆる事実が鎮座していた。

(……もしかして、ピダムも緊張してた?)

 すとんと、空虚な穴が埋まった気がした。爪先立ちの足をじわりと地につけてみれば、トンマン自身がピダムを『大人』という一段高い位置に据えることで、その役割を演じさせていたのではないだろうかと、そう思えてきた。
 トンマンが何よりも懸念していたことは、ピダムが軽んじられることだった。若いだけの女と付き合っているなどと思われたくなくて、この数年、必至に努力してきた。内面も外見も、ピダムと釣り合う遜色のない女になりたかった。
 我儘も言わず、物分り良く、感情的にならず、口の端だけでそっと微笑む女性こそが、トンマンが目指さなければならない理想像なのかもしれない。

(ミセンおじ様……。せっかく応援してくださったけれど、私は振られてしまうかもしれません)

 けれど作り上げた虚像では、ピダムと向き合いたくないのだ。偽りの姿で愛を囁かれても、残るのは罪悪感と虚しさだけだ。それにトンマン自身、「嫌われたくない、良く見せたい」との気持ちが先走り、無駄に空回りしてしまい、ピダムはどう思っただろうかと気になって仕方なかった。

(仕事で遅くなっても、少しだけでもいいから会いたい。その人は誰? 私以外の女の人を見ないで。「またな」なんて言わないで、ずっと傍にいて……)

 嫌われたくなくて隠した言葉は、自分でも女々しいなとトンマンは天を見上げた。けれどどっちみち後悔するのならば、真正面からぶつかった方がすっきりするというものだ。
 そうと決まれば、攻撃の手を緩めてはならない。まずは抱きしめてみようか。もしかしたら、ピダムの意外な姿が見られるかもしれない。

「チョンミョン、実物に会わせてあげる。こんな小さな端末じゃ、ピダムの魅力は伝わらないからな」
 
 目を見開いたチョンミョンへ不敵とも言える笑みを送ると、トンマンはそのまま短縮を押し、記憶と変わらない優しい声を待った。


そうして蕾は開かれる  end.

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