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UPしたのが↓だけではちょっと寂しいので、短いですがもう一つ( ・∀・)っどうぞです。
ヒョンジョンとトンマン(郎従)です。
あれ、どっかで見たことある?と思われた方、凄いです。

ポッチポッチ書いたのですが、これおもいっきり「うさこ様とのコラボSS」の六花の部分とだだ被りですね!!

好きだとはいえ、同じシュチュエーションばっか思いつくな自分…!
あ、勿論うさこ様の目を離せない素敵な小説とは大違いです……!!
(その節は、大変美味な二人を本当にありがとうございましたーv)(思い出し笑い)(←気持ち悪いです)

いつものように中身はないですよー。


「私のいない間に宮中では、こんなものを飼っていたのだな」

 新しい遊具を見つけたように、薄い唇は美しい弧を描いた。
 だが、幻夜の如くどこまでも深い闇を有する双眸は、少しも笑みを反映してはいない。
 男は柔らかくトンマンの繊手を掬い、微かに首を傾げた。

「言え。誰に、何を探って来いと命じられた?」

 どのような女も虜にすると謳われるその微笑を、トンマンは剥き出しにした怒りの眼差しで押し返す。

 --早く、ここから逃げなければ……!!
 
 目配せをした先で、カチャリ…、と鉄のぶつかる警告音が響く。
 自分の犯した迂闊さが腹立たしい。だがどう足掻こうと、トンマンの命運は文字通りこの男に委ねられているのだ。
 それでも穴は無いかと、思いつく限りの策を巡らす。
 知らずトンマンの目尻が薄っすらと、赤く染まっていった。

 その様子を面白そうに見詰めていた男は、トンマンの空いた左手へ、傍に在った鞘を差し出してきた。
 すぐさま侵入者へと殺気を向けた護衛兵たちだったが、男は顎先で下がれ、と命じる。
 そして命の淵に立たされた浅い呼吸だけが、豪奢な室内を満たしていった。

 「選べ」、と言っているのだ。

 右手に生が、左手には死が待っている。
 トンマンは俯いたまま、片方に力を込めた。
 頬を伝う雫だけは、決して見せたくはなかった。



 何を気に入ったのかは知らないが、明日も来いと言われた。
 引きずるようにして脚を進ませるトンマンが、驚愕と非難を混ぜた目で睨みつける。
 だがこの男は、何を考えているのかわからないその微笑を、ますます深めたのだった。



 男の名を知ったのは、3度目にこの天井を見上げたときだった。
 乞われるままに呼べば、男は笑った。
 切れ切れのトンマンの声にも拘わらず、その顔はどこか含羞んだようにも見えた。 
 本当に嬉しそうに笑うその顔は、子供のようで。静かに降ってくる口づけは、それまでの激しさを忘れたように甘く、優しいものだった。

「…ぁ、……ピダ…ム……」

 影が近づく。
 トンマンは、顔を背けなかった。


その右手が掴んだものは  end.
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